ウィッグ専門店[アクアドール]







指弾きアコギ奏者が過去に使った弦からおすすめ弦をピックアップ



この投稿をInstagramで見る

Yoshiki Kamikusa(@yoshikikamikusa)がシェアした投稿 -



好きなアーティストに憧れてアコギを始めてみたものの、イメージしていた響きにならなかったり、指が擦れたり痛んだりで挫けたなんて話もしばしば耳にします。


自分に合わないからと流石にポンポンアコギを買い換えるというわけにもいきません。


そんな方にオススメしたいのが弦選びです。


好きな音に近づくだけでモチベーションも上がりますし、初心者にも優しい柔らかい弦など種類も様々。


今回はアコギ弦の基本的な事から筆者が実際に使用したオススメ弦をご紹介します。





弦の種類

この投稿をInstagramで見る

Hirotaka Mochida(@motti_51)がシェアした投稿 -




アコギの弦はブロンズかフォスファーブロンズの2種類が主要です。


アコースティックギターと連想して思い浮かべるどっしりと落ち着いた音色なのがブロンズ。
ブロンズに煌びやかさが加わったのがフォスファーブロンズでソロやアルペジオが主体のプレーヤー向きです。


さらに寿命の長いコーティング弦や、ブロンズより柔らかいコンパウンド弦があります。
本来ガットギターで使用するナイロン弦もボールエンドのあるタイプであればアコースティックギターに張るのも全然ありです。





弦のゲージ(太さ)

この投稿をInstagramで見る

Sイチロー(@osakanaman.214)がシェアした投稿 -



メーカーによって呼称や段階は異なりますが弦の太さは細い方からエクストラライト、カスタムライト、ライト、ミディアムが一般的です。


ヘヴィーもあったりしますが、ネックへの負荷も上がりアコギの素材次第ではあまりオススメできません。

弦が太くなるほど音量や音の伸びが良くなり、細くなるほど抑えやすくなって運指がしやすくなります。


大抵のギターは出荷時はライトゲージが張ってありますので基準はライトと考えて頂いて問題ないでしょう。



色々試す際の注意事項



色々試すのを推奨したいところですが、試す順番として注意しておかなければならないポイントがあります。



軽いゲージから重いゲージに変えていく分にはさほど問題はありませんが、重いゲージから極端に軽いゲージに変える際は注意しましょう。


ある程度重いゲージに馴染んでナットの溝が広がってしまうと余裕がある分チューニングが不安定になってしまいます。


試す程度ならそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、移行する場合はナットやサドルの調整が必要になる可能性も頭の片隅に入れておきましょう。





弦を選ぶポイント

この投稿をInstagramで見る

み??(@mzh_1103)がシェアした投稿 -



一番簡単なのは好きなアーティスト、目標にされているアーティストの使用している弦です。
とはいえギターも弾く人も異なれば全く同じ音にはなるわけがありません。


ですがどう違うかを知ることがギター上達への第一歩です。


定番の弦や購入時に張られた弦を基準に、指やギターとの相性を少しずつ学びながら焦らず理想のサウンドに近づける弦を探してみましょう。



コストとの兼ね合いや、モチベーションを削がれない程度に弾きやすい弦を選ぶのというのも大事なポイントです。



弦を緩める派にオススメしたいバラ売り弦



ギター保管時に弦を緩める派の悩みといえば、緩めて張ってを繰り返すことで弦が劣化して1弦から3弦が切れやすくなる点です。



そこで便利なのが弦のバラ売り。
アコギを専門に扱うお店では定番のYAMAHAやD’addario、Elixerのバラ弦が入手しやすいですが、使用している弦やゲージが必ずしもあるとは限りません。


コストも抑えられるサウンドハウスでまとめて購入しておくのも一つの手です。


弦の素材が特殊なものはバラ弦はほぼないので予備を切らさないように気をつけましょう。





フィンガースタイルの筆者が選ぶオススメ弦5選

この投稿をInstagramで見る

山上真弘(@yamagami_1010)がシェアした投稿 -



アコギ弾きである筆者が実際に使った事のあるオススメしたいアコギ弦を5つご紹介していきます。



演奏スタイルやギターの個体差がどうしてもあるのであくまで一つの参考として見てみてください。


使用ギターはマーチンのコピータイプで、木材はトップがスプルース、サイド・バックがマホガニーのドレッドノートタイプのアコースティックギターです。


アルペジオ主体のスタイルなのでフォスファーブロンズに偏ってしまった点だけご容赦ください。



ERNIE BALL / EarthwoodPhosphorBronze MEDIUM LIGHT(580円)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


コスパに優れている点と、好きなアーティストが使用していたので試してみました。


ミディアムライトとなっていますが他社のライトゲージとほぼ同じです。


比較的柔らかさがあるのでビブラートやチョーキングをされる方に向いています。


6弦から1弦までバランスよく響き、音量や抜けも良いので一つ下のライトも筆者の周りでは人気です。



低価格ながらチューニングも安定していて初心者にも扱いやすいんじゃないでしょうか。



Martin / M130SAUTHENTICACOUSTIC MARQUISSILKED SILK &STEEL FOLK(1,060円)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


初心者にオススメしたいのがMartinのコンパウンド弦、silk&steelです。



アコギの弦でありながらナイロン弦に近い温かみのある音が特徴。


銀メッキの銅線を巻いて仕上げられており指も痛くなりにくいので、初心者のコード練習や運指エクササイズにぴったりです。


ゲージが軽い分音量を稼げないのが難点ですが柔らかく爪弾きたい人は是非試してみてください。


ストロークでは程よいアコギらしさも感じられます。



La Bella / 7GPS Phosphor BronzeLight(850円)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


煌びやかなフォスファーブロンズの中でも艶のある煌びやかさがあります。


色気すら感じるレベルで、ギターとの相性よりも楽曲との相性を見極めなければならなさそうです。


テンションコードでも音の粒がしっかり響くのでジャズ系やボサノヴァ系の方は合うんじゃないでしょうか。


中音から高音の抜けも綺麗なのでフィンガースタイルや、アコースティックユニットでのリードプレイをされる方に試して欲しい弦です。



Gibson / SAG-MB12MasterbuiltPremium Phosphor Bronze(820円)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


煌びやかながらしっかりとした圧があります。


ギブソンだけにマーチンタイプには合わなそうと思われがちですが、マーチンタイプの筆者のギターとの相性は抜群でした。



アルペジオの粒の際立ちから、アコギらしいストロークサウンドとバランス力も優れています。


良くも悪くも馴染み具合から劣化まで変化がわかりやすく、弦もやや固めなので中級者向けです。


弾けば弾くほど素直な弦という印象で自分の特徴や癖が見えてきます。



DR /VTA-12(800円)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


山崎まさよしさんが愛用されていることでも知られているVTA-12は感性を刺激してくれる弦です。



パワフルでありながらも繊細さをしっかり感じられます。


初心者は持て余しかねませんが、閃きのきっかけがあちこちに潜んでいるので弾いていて楽しい弦です。


テンションが比較的強めですが馴染んでくるので張り替え直後だけ頑張ってください。


艶、ハリ、奥行きに鳴りの良さと次の張り替えまで練習を飽きさせない弦です。





試行錯誤を楽しんでみましょう

この投稿をInstagramで見る

KKIICHIII(@kkiichiii)がシェアした投稿 -



プレイスタイルやギターの個体差があるので参考程度の紹介になってしまいましたが、良質なサウンド作りを手助けしてくれる良い弦はたくさんあります。


あくまで筆者と方向性が違うだけで、ブロンズ弦はもちろん、チタンやアルミを使用された弦などもあり、ギターとの組み合わせのバリエーションは多種多様。


店舗でお悩みの際は店員さんにも相談してみてくださいね。



アコギの弦は一ヶ月に一度交換するのが望ましいものなので気になったものを一月毎に試していくのもオススメ。
自分のギターの事をより知れる素晴らしい教材ですよ。





関連記事
今更聞けないピックの特徴!使いやすいピックを選ぶポイント
家で気持ち良くギターを弾きたい!家庭用ギターアンプ