ウィッグ専門店[アクアドール]



ファッション雑誌 BITTER OFFICIAL WEB STORE(ビターストア)





レコーディング必須!おすすめモニター用ヘッドホン



この投稿をInstagramで見る

Seisuke Dohi(@seisukedohi)がシェアした投稿 -



ミュージシャンのDTM利用率もだいぶ上がってきた昨今。


パソコンの他にオーディオインターフェイス、ヘッドホンがあれば最低限の宅録、DTMを始められる手軽さも普及した要因でしょう。


最低限の機材とはいえその機材選びは意外とネックであり、音楽制作では特にヘッドホン選びが重要です。



今回はDTM、レコーディングに必須機材の一つ、モニターヘッドホンについて解説し、オススメのモニターヘッドホンを紹介していきます。





モニターヘッドホンとは

この投稿をInstagramで見る

kenji kanno(@purple.haze.777)がシェアした投稿 -




DTMやレコーディングで必須になってくるのが原音を忠実に再生してくれるモニターヘッドホンです。


ヘッドホンにも様々ありますが、「重低音」を売りにしたものや、「ハイレゾ対応」、「高音質」といろいろ銘打ったものがあります。


モニターヘッドホンでない普通のヘッドホンは特定の音域を前に出したり、聴きやすい設定に調整されたりしているものです。


音楽を製作するには純粋に音質を監査する必要があるのでモニターヘッドホンを使用します。





モニターヘッドホンの基本を学ぼう

この投稿をInstagramで見る

オーディオテクニカ(@audiotechnicajp)がシェアした投稿 -



モニターヘッドホンをどうやって選ぶかとなると避けて通れないのがスペックの話。
「感度が〜だ」とか「ドライバーがこうだから」とか技術が進化した分だけ新しいキーワードが増えてきています。



DTMをこれから始める人や、あまりヘッドホンにこだわりがないという方にはいまひとつピンとこないかもしれません。


基本的なスペックと選び方のポイントをできるだけ簡潔に解説していきます。



スペックの基本を理解しよう


厳密にポイントは他にもありますが、詰め込みすぎても難しくなってしまうのでまずは基本である以下の3つを覚えておきましょう。


メーカーは当然、通販サイトでも最低限明記されているヘッドホンのスペックの基本です。



・再生周波数帯域
原音を忠実に鳴らしてくれるかどうかのポイントになります。


人間の耳の可聴域は一般的に20〜20,000Hzと言われており、モニターヘッドホンはほぼこの帯域以上はカバーしているので最初はそこまで気にせずとも大丈夫でしょう。


インピーダンス
「Ω」で表記されていて、ざっくりいうと「抵抗」です。数値が高いとノイズが少なくなり、数値が低ければ音量が上がります。


低すぎても歪みが発生するので注意が必要です。専門的な機材やヘッドホンアンプがないと音量全体が下がるので、インピーダンスが極端に高いものはオススメしません。


感度
dB/mWで表記されています。
出力する音圧を示す数値です。
感度が高いほどボリュームに対して音量を得られます。





開放型と密閉型


開放型はイヤーパッドの外側からも音が抜けるので、圧迫感も少なく、臨場感があります。


マイクを使わない音楽制作なら開放型でも十分でしょう。
その分開放型は音漏れをするため、マイクを使ったレコーディングには不向きです。
密閉型は外側に音が漏れないよう密閉された設計で、遮音性も高いのでマイクを使うレコーディングには必須になってきます。



選び方のカギを握るのは装着感


「ネットで探しにきたのにそれを言っちゃ…」と思われるかもしれませんが、これだけは書かせてください。
耳は聴力や大きさが人によって違います。


メーカーや口コミでも着け心地に触れているでしょうが必ずしも万人にマッチするものではありません。
圧迫感や聴き疲れにも影響することなので確認できるのが望ましいです。


大型の家電量販店でも聴き比べが出来るので訪店の機会があれば目安としてだけでもチェックしてみてください。





オススメしたいモニターヘッドホン5選

この投稿をInstagramで見る

Daisuke Ueda(@ueshuggah)がシェアした投稿 -



実際に筆者が使用しているものや試してきたものの中でオススメのモニターヘッドホンを5つピックアップしてみました。


筆者はレコーディングでのマイク使用が確定事項のため開放型は学生時代以降ほぼ使っていません。

密閉型に偏ってしまいましたがご了承ください。
一応参考として述べると筆者の耳は特別小さくも大きもありません。



Sony /  MDR CD900ST (¥13,700)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


業界スタンダードかつSonyのロングセラー商品で筆者の初モニターヘッドホンもMDR CD900STでした。
これでCDを目を閉じながら聞くと、スネアの上で跳ねるスティックやウッドベースを弾く指のイメージまで浮かび上がります。


楽器の位置や音の輪郭もしっかりしているので予算に問題なければ初めてのモニターヘッドホンはMDRCD900STがオススメです。



CLASSIC PRO / CPH 7000(¥3,980)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


予備が一つあったほうがいいかなと思い、試しにコスパ優先で試してみるかとハズレも覚悟のつもりでポチりました。
試してみたら衝撃です。


相対的にほんの少し解像度は弱いですが、モニターヘッドホンとしては十分に綺麗に分かりやすく鳴っていて、入門やとりあえず用意するものとしても悪くないクオリティに仕上がっています。



AKG /K371(¥16,700)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


試聴しただけですがクリアでナチュラルな音質です。
周波数帯域も十分な広さですが相対的に低音が聴きやすい印象でした。


イヤーパッドに低反発の素材を使用しているらしく面白い着け心地。


体を揺らしながら聞いていてもずれにくいので楽器をプレイする方にオススメです。
聴き心地の良さと着け心地心地の面白さに時間を忘れてしまいました。



beyerdynamic / DT770 Pro 80Ω(¥12,800)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


個人スタジオで使用させていただいたことがあるのですが、なかなか興味深いモニターヘッドホンです。


密閉型のDT770 Proは80Ωの他に32Ω、250Ωのヴァージョンがあり環境に合わせて選ぶことができます。


低音から高音まで音の輪郭がしっかりしており立体感もあって聴きやすいです。
イヤーパッドが大きいので耳もすっぽりおさまります。



audiotechnica / ATH-70x(¥29,800)


※画像クリックで販売サイトへ飛びます


去年友人の家で試させてもらったATH-M70xは確実に次の買い替え時の最有力候補になっています。


何と言っても解像度が素晴らしいです。
楽器の輪郭から位置までしっかり聴き分けられます。
さらに装着した時のフィット感の良さと遮音性の高さにも驚きました。
本体も軽いので聴き疲れの心配もいらなそうです。


個人的に今一番ダントツで評価してます。





壊れた時も好機に変わる

この投稿をInstagramで見る

SOUND STUDIO NOAH 三軒茶屋店(@noahsancha)がシェアした投稿 -



しっかりしたものが1つあれば十分と言えるモニターヘッドホンですが、やはり長い期間や高頻度で使用していればケーブルの断線や破損することもあります。


ものによって交換パーツが充実しているものもあるのでメーカーサイトをチェックしてみましょう。
買い替えは出費にはなりますが、ずっと同じものにこだわるよりは色々試すことで微妙な違いが発見できたり耳の良い訓練にもなります。


複数持って使い分けるのもいいかもしれません。
是非たくさんのモニターヘッドホンを試して耳と感性を育ててくださいね。



関連記事
普段利用からトレーニングにも使えるおすすめワイヤレスイヤホン
本当に使えるのは?人気有料DAW(DTM)徹底比較!