「メッセージ性の強い歌詞」の横行





ラジオやイベントを通して僕も多くのアーティストと出会うことがあります。
変わった人から綺麗な人、可愛い人にかっこいい人、とにかく様々です。



そんな色んな人がいる中で多いなと感じるのは…
「メッセージ性の強い楽曲」とアピールするアーティストです。


なんだか最近はこの言葉が横行しすぎてしまって、誰もかれもみんなメッセージ性強いのかい…と思ってしまいます。
とは言っても、決してメッセージ性が弱いというわけではないのです。






基本的に自分で詩を書いている人は、「自分の普段言えない気持ち」「自分が思ったこと」「不満」などを書いていると思うので、自分の中でメッセージ性が強いというのは当たり前のことだと思います。


そこに共感してくれる人がいれば、それはメッセージ性がしっかりしているということに間違いないでしょう。



しかしプロの世界に自分で詩を書いて、それで泣かせている人、何人もいるじゃないですか。
それでも「メッセージ性が強い」って言われる人って数組しかいないんですよね。


自分で詩を書いて歌って、泣いてくれる人や心を打たれる人がいるってだけで「メッセージ性が強い」となってしまうなら、メッセージ性強い楽曲だらけになってしまいます。





こういうキャッチフレーズ的なものって、他のアーティストと差をつける為に書いているものだと思うのですが、最近はこの言葉は横行しすぎているので、逆効果になってしまうと感じます。


「はいはい、またメッセージ性強い人ね」


と流されてしまうと思うんです。
そこで、どこのメッセージ性が強いのかを書いておくと、興味をもたせることもできるのかなと思います。



例えば、最近よく聞く「病んでる系」。


メッセージ性が強い人の多くは、悲しかった過去とかを歌ってる人も多いと思うのですが、それを「メッセージ性が強い」のひとくくりにするよりも、「病んでる系」と書いたほうがわかりやすいし、どんなメッセージがあるのかも気になりますよね。



そんな感覚でアピールするのもありではないでしょうか。



ただ「メッセージ性が強い」ではなく、どんなメッセージなのか具体的に伝えてみるやり方も考えてみましょう。




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