おすすめアコギピックアップ5選



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今回はアコースティックギター弾きのために数あるピックアップシステムの中から厳選してオススメのピックアップをご紹介していきます。

・今使ってるエレアコの音をもう少し良くしたい
・フルアコだけど使用の幅を広げたいのでピックアップを付けたい
・壊れたから買い替えたい

と買い替えや新調を検討するものの、たくさんありすぎてどれが良いのかよくわからないという人も多いでしょう。
ピックアップの基本的な知識も交えて解説していきます。


サウンドハウス


ピックアップの種類と二大メーカー

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ピックアップの種類は大まかに分けて4つあります。
専門的な事を言い出すと難しくなってしまうので、簡単に分類していきます。

アンダーサドル・ピエゾ・ピックアップ ブリッジ、サドルの下に設置するタイプ、外観には影響がなく、ハウリングにも比較的強い。
マグネティック・ピックアップ エレキのピックアップと同じ仕組みでホールに設置する。大きな工事の必要ないものが多く、ハウリングには強い。
コンタクト・ピックアップ ボディのトップ材の表か裏に貼り付けるものでアタック感や空気感を得られるが、単体では大音量時にハウりやすいため、ハウリングに強いものとミックスして使われることが多い。
複合タイプ エアー感を加えるコンタクトタイプのものやコンデンサーマイクをメインのピックアップとミックスするタイプ。



欲しいものと不要なものを整理しよう

種類に関係なくアクティブタイプとパッシブタイプの2タイプがあります。

簡単に解説すると、アクティブタイプは電池を使用するもので、システムにプリアンプを内蔵し、ノイズの混入を防いだり音質の調整ができるものです。

パッシブタイプは電池を使用しないため、電池交換の手間が省け、外部にプリアンプを用いれば自由度の高い音作りも可能です。

このバリエーションだけでもますますわからなくなったと頭を抱えるかもしれませんが、まずは難しく捉えずシンプルにどうしたいかで考えてみましょう。

「エアー感は求めていないし、工事もあまりしたくない。単体で使えるものがいい」
となればマグネットタイプが候補に上がりますし、
「電池交換面倒臭いな」
でパッシブタイプに落ち着きます。後は予算で絞れます。


FishmanとL.R. Baggs

応用の前にまず王道です。この2社以外にももちろん技術を競い高めている会社も多く良いものはありますが、大手ならではのプロモーションも大いに活用しましょう。

アコギのピックアップの2大メーカーと言われるだけあってプロのユーザー、ファンもたくさんいらっしゃいます。

メーカーのホームページでは使用アーティストや、演奏動画を上げたりしており情報も得られます。

また、アコースティック専門の楽器店ではピックアップをセッティングした試奏器が弾き比べできるところもあります。
比べられる数があるのも大手ならではの強みです。
店舗へも問い合わせてみましょう。





おすすめピックアップ5選

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今回は「応用の前の王道」という点に重きをおきアコースティックらしい物、バランスの良いピックアップを紹介していきます。


Fishman Neo-D Single

気軽に使用できるサウンドホール取付、パッシブタイプ。きらびやかで芯のあるサウンドとコンパクトなボディで大人気。
※画像クリックでSounehoseへ飛びます

[マグネティック-パッシブ]
ー入門に嬉しいコストパフォーマンスー

パッシブながらも音量も充分出ていて、比較的ブリリアントに鳴るのでジャカジャカ系の方に向いています。

ケーブルの先端が標準モノプラグなのでプリアンプはもちろんアンプに直接指す事ができます。
1万円切ってこの質は優しさです!

ケーブルが3mなので様々な環境に対応する事を想定されている場合はプリアンプと組み合わせて使用すると良いでしょう。

※パッシブは出力インピーダンスが高い物が多く、ケーブルを長くしたりしてしまうとノイズや音質劣化の原因となるため、プリアンプなどを挟み工夫をしましょう。


L.R. Baggs M80


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[マグネティック-アクティブ]
ーサウンドからシステムまで常に画期的ー

「プロの現場でも通用するマグネットタイプ」とエンジニアを驚かせたMシリーズの最新モデルです。

アコースティック感、ボディ鳴りと、とても素晴らしいです。感度がとても良いので、タッピングやスラム奏法にも良いかもしれません。

音作りを楽しみたい人に嬉しいのがアクティブとパッシブを切り替えるスイッチがついてます。
気づいたら電池切れという時にも安心です。


Highlander  iP-1V

[アンダーサドル-アクティブ]
ーバランス感がすごいー

艶っぽく音の粒や輪郭が綺麗に響きます。
シンプルながら低音域から高音域までとてもバランスよく鳴っています。

ピックアップが円筒形で、サドル下のスロットを半筒上に削って密着させる設置が推奨されており、個体に合わせてしっかり調整する必要があるので、お店に委ねましょう。

※アンダーサドル・ピエゾ・ピックアップはどう密着させるかが重要かつその加工の精度が大事なので取り付けはお店に頼むのが一般的です。
削った物は戻らない事も頭に入れておきましょう。



Martin Thinline Gold +Plus VT2

[アンダーサドル-アクティブ]
ー二人三脚の結晶ー

FishmanがMartinのために開発したピックアップ。ドレッドなど大きいギターに合わせたEQ調整がされているため高音域の伸びがとても綺麗です。

「VT1もあるの?」と思ってくれた方はさすがです。
スモールサイズに合わせて調整されて、低音域の伸びがあるのがVT1です。

Martinに限らず、大きめで個体にローのあるギターを持っていて、高音域が欲しいという方にはおすすめです。


FIshman Rare Earth Blend  


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[複合タイプ-アクティブ]
ーせっかくなら遊び倒したいピックアップー

マグネットタイプのRare Earth Humbuckingにコンデンサーマイクを取り付けてブレンドできるもの。

ハムバッカーの方で中音域がよく出ているので、マイクのエアー感や微調整での音作りと楽しめる事がたくさんあります。

回路のカスタマイズができたりと勉強になりそうなアイテムは財産として一つは持っておきたいものです。


おまけ-M-Factory P.U. System Model#202/HV2-

コンタクト、マグネティック、バッファーアンプ、コントローラーミキサーを組み合わせたピックアップシステムで、ギターとミキサーの接続に専用の5ピンキャノンケーブルを使用している。

押尾コータローさんも使用しており、スラム奏法者に支持されているシステム。
あくまでセット販売でコンタクトピックアップだけの販売はしておらず、ギターの加工も必要です。

別格にお値段も張りますのでおまけ扱いにしました。
宝くじが当たりましたらどうぞ!!





値段や新旧に惑わされない事

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・プリアンプがついてるからアクティブのほうがいい。
・高いから間違いない。
・新しいモデルが出てるならそっちの方が良品。

という事は一概に言い切れません。

プリアンプのコンプレッサー感が好みでないとか、質は良いけど品が良すぎるとか、従来あった癖がなくなったなど、最終的にそこは好みで選んでよいものです。

必要性で選択するのも良しですが、情報だけに左右されず、自分の好きなものを選びましょう。


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