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本質


 
 今日もまた説教じみた話をさせていただこうかなと思います。まずはじめに…アーティストとは何ぞやという話になってきます。表現者と捉える方も多いと思いますし、そうだと僕も思います。
 しかし、その場合は売れる売れないという事は関係なしに…です。表現者である事に金銭の発生は必要ないと思います。そこで「売れたい」という事を望んだ時、その時のアーティストというのは「エンターテイナー」という意味合いになるんじゃないかと僕は思います。お客様からお金を頂く以上、その人達の為に何かをやる事が大事になってくると思います。そこで今回僕がアーティストに疑問を感じてしまう部分が何かをやる時の「本質」です。

 まず例をあげて話していきたいと思いますが
・プロのエンジニアがついている家での録音環境や練習環境
・プロも使っているスタジオ
この二つならどちらを選びますか?
と僕は問いたいです。

個人的には前者に決まっています。プロの使っているスタジオを使った時点で、僕個人で使用したって他のスタジオと何ら変わりはしないと思うので。
 しかし、後者を選ぶアーティストが多いです。でわ何故後者を選ぶのか…。夢見ていたアーティスト像に近いから。じゃないかと僕は思います。他にも例をあげるなら
・無料で使えるアットホームな小さいライブハウス
・レンタル代の高い豪華で広いステージのライブハウス
これも後者を選ぶアーティストが多いです。そりゃもちろん、毎回100人余裕で呼べますというアーティストなら後者でも問題ないと思います。でもそうじゃない方も多いのではないでしょうか?
 後者を選んでしまうアーティストはアーティストという「見栄」や「理想」を選んでしまっていると思います。その活動の一つ一つの本質とは違う「アーティストらしさ」もっと言い方を変えてしまえば「芸能人っぽさ」を欲しがってしまってはいませんか?と問いたくなります。

 例1ならば本質は「良い音を作る・良い練習をする」という事だと思います。それならプロのエンジニアさんがついているほうが確実にいつもと数段違う練習になると思います。プロの使っているスタジオを使ったところで、何か変わりますか?ばっさり言ってしまえば、SNSにこんな所で練習したよという「っぽさ」を出したいという欲望でそちらを選んでしまっていませんか?
 例2ならば、これはライブにきてくれるお客様の数にも関係してきますが、正直集客で悩んでいるアーティストも後者を選ぶ方が多いです。この本質は「ライブをする」という部分ですよね。そこにステージの広さや豪華さは関係ないと思います。それなら無料で使える場所を使う事で、浮いた分を他の活動にまわせますよね。高いレンタル料を出して借りた大きなステージは、自分的には満たされて気持ちよいと思いますが、それだけになってしまうのではないでしょうか?


 最近悲しい事に、本質よりもそちらを選ぶアーティストを見かけることがあるので、ちょっと年配者の愚痴として書かせて頂きました。まぁ個人の意見として捉えて下さい。



writing by Maasya